2018年自考《日语阅读(一)》练习试题四
二、次の文章を読んで、後の問に答え答えなさい。答えは、1・2・3・4から、最も適当なものを一つ選びなさい。
そこは、ぼくが東京に来て初めて入った食べ物屋さんだった。受験のために上京したぼくは、そば屋に入るのさえこわがっていたのだ。そして、すきっ腹をかかえて、やっと飛び込んだこの店で、恐る恐る壁に書かれた目品を見上げ、一番安いものを注文したのだ。あれから十一年が過ぎていた。得たものも多い。だがその間になくしたものも大きかった。
「えっ?こんなところに入るの?いやよ、あたし」
硝子戸に手を掛けたぼくに、連れの女は露骨に不快な表情を向けてそういった。その女との結婚を考えていた僕は、急に心が冷めたように感じた。
ぼくはかまわず戸を引いた。そのとき、ぼくの脳裏に高校生の娘の顔が浮かんだ。注文を受けた彼女は、数分後に申し訳なさそうな目をして、作られた料理を僕の前に置いたものだった。それを見て、ぼくは①全身に冷や汗をかいた。玉ねぎの薄り切りがでていたからだ。オニオンスライス。何かの飯だとぼくは思っていたのだ。
「いらっしゃいませ」
暖かい目をしたふくよかな②女性が十一年ぶりにぼくを迎えてくれた。
問1①「全身に冷や汗をかいた」のはなぜか。
1注文したものをまちがえて持ってきた高校生をかわいそうに思ったから
2高校生の失敗を店の人に気づかれないようにしようと思ったから
3自分がまちがえて注文したことに気がついて、あわてたから
4まちがえて注文した料理が、とても冷たい料理だったから
問2②「女性」はだれのことか
111年前に、ぼくの注文を受けた高校生 211年前に結婚を考えていた女
3ぼくの注文を受けた高校生の母親 411年ぶりに上京したぼくの母親